【三ノ輪/南千住】施術記録。ストレートネックでお悩みのお客様の治療。

2023/02/08

頭痛肩こり

　皆さんこんにちは。台東区で身体の不調と戦う整体のお店、tea body maintenance ティーボディメンテナンスです。最近首が悪いお客様が増えているので、実際の症状やお身体の状態、その直し方も含め記録を残していきたいと思います。

40代男性、T様の場合

　主訴はPC作業中の右頚部の安静時鈍痛。鋭い痛みや動作時痛、痺れはなく頭痛もなし。頚椎可動域が極端に狭く、屈曲と伸展（前後の動き）はある程度いけるものの側屈（横に曲げる動き）の可動域が自動他動共に通常の半分以下（自動は自分で動かすこと。他動は人に動かしてもらうこと）。科動機の改善が急務。

　ストレートネックで頚椎上部右凸の側弯あり。ストレートなのに側弯があるというと矛盾しているようですがストレートネックというのは頚椎の前弯後弯が少ない状態を指すので、この場合は横から見ると真っ直ぐだけど後ろから見ると曲がっているような状態です。側弯というよりはやや左回旋して棘突起が右に移動してしまっているような状態ですが。

　首だけでなく上半身全体で右側の緊張が強く、右肩が上がって左右の肩の高さに大きな差ができていたり、右背部も隆起している。右の咀嚼筋の緊張も強く、顎関節の違和感や表情の歪み、頭蓋骨の左右差も認める。骨盤の捻じれもあり右短下肢で外旋気味。

　大雑把な原因としては、日常生活の中で積もり積もった身体、特に右側の緊張が筋肉を強く収縮させ、骨が引っ張られて歪みや動きの硬さを生じている。緊張の緩和と筋肉の伸展、頚椎の可動域改善が必要。凝りというか拘縮に近いレベルで固まってしまっているため改善に時間はかかる見込み。

　ざっくりとした施術内容

背部を時間をかけてほぐす。緊張が強すぎて普通に揉んでも全くほぐれないので、数mmずつ細かく点で圧を入れながら伸ばしていく。

肩甲骨をはがす。

右肩を下げる。

頚部の筋肉を首を痛めないギリギリまで緩める。静止状態でのほぐしが効果が薄いので動かしながら。

頚椎調整。ボキッとやるのはこの首にはリスクが高いので一つ一つの関節の動きを丁寧に出していき骨と骨の隙間を広げる方針で。

頭部及び咀嚼筋のほぐしと位置調整。

骨盤矯正。

呼吸の調整。

色々書いてますけど全部同じことを言っていて『ほぐして動かす』だけです。突き詰めると整体って最終的にこれしかやることないんですよね。あとは全体のバランスや可動域を考えた時に『どこをやるのか』と『どうやるのか』と『どこまでやれるのか』の問題でしかないので、そこをひたすら試行錯誤していくわけです。